2009年10月26日 更新
同社は、皆さんがよくご存知の、いりこやえびをそのままプレスして薄焼き煎餅にした「焼きいりこ」「焼きえび」を製造しています。創業は昭和45年、当時は社名の通り鉄工所を営んでいましたが、縁あって(隣の工場が樹脂の成型をしていたことから)自動車メーカー・家電メーカーの樹脂の成型を行うようになりました。その後、樹脂成型の技術を活かし食品メーカーの食品容器(ポット)の製造をはじめました。(昔よく食べていた懐かしい珍味が入っている…あの容器です。)当時、その食品メーカーで作っていた「イカの姿フライ」の一次加工には成型品を一枚一枚手でひっくり返すという手作業の工程がありました。これを見ていた先代社長は、「これを何とか自動化できないものか」と考えた末に、平成4年、一次工程を自動化した自動食品焼成装置を開発しました。
さらに先代社長は、この自動食品焼成装置を自社で稼動させ、「イカの姿フライ」の一次加工を行い、半製品を食品メーカーへ供給することにしたのです。こうして同社は鉄工所から食品業界へ携わることとなりました。
現在では、同社独自の瞬間高温高圧焼成法により、完全無添加自然食品の「焼きいりこ」・「焼きえび」を始めとして、広島県産の牡蠣を使った「焼きだしかき」や農林水産大臣賞を受賞した「焼きだしふく」等の天然だしの製造を行っています。

鉄工所が持つプレス技術を活かし、同社が独自に開発した製法で、いりこやえびを瞬時に高温で芯まで焼き上げます。それにより、栄養素を損ねることなく、生臭みを取り除き風味を強化し、さらに、旨み成分の抽出効果を高める技術です。
同社では、現代人の健康の改善やダイエット食品として人気が出てきた雑穀を、炊くことなく、もっと手軽に食べることができないものかと考え、同社の持つ製法・加工技術により、広島県産の玄米を含んだ国産14種類の雑穀を、瞬時に高温・高圧で焼き上げた「雑穀ごはん」の商品化に成功しました。“アッというまに雑穀ごはん”は炊けたご飯に混ぜるだけなので栄養素を壊すことなく、食べたい人が食べたい時に食べられる、まさに忙しい現代人にピッタリな健康食品と言えます。
玄米(広島県産)・胚芽押麦・大豆・もちきび・もち粟・ひえ・丸麦・もち黒米・うるち赤米・もち赤米・はと麦・高きび・黒豆・小豆の14種類です。

「先代が焼きいりこを作るきっかけとなった、『骨がよわくなった子供たちにカルシウムを取らせてあげたい』という健康を願う気持ちを大切に引き継ぎ、健康にいいとされる食材を食べやすく、いかに体に取り込んでいくかをコンセプトに、新しいかたちの食育を考えていきたい。また、“モッタイナイ”の精神で、商品にならない、捨てられてしまうような食材を用い、簡単に調理ができ、しかも天然素材にこだわった食品の商品化に取組んでいきたい」と熱く語っておられました。

今回は、呉市川尻町の有限会社瀬戸鉄工(瀬戸 勝尋 社長)様にお伺いしました。
インタビューにご協力いただき、どうもありがとうございました。
有限会社瀬戸鉄工様のご連絡先とご住所は、下記の通りです。
| 住所 | 〒737-2632 広島県呉市川尻上畑1068-4 |
|---|---|
| 電話番号 | 0823-87-3592 |